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社内行事は積極的に参加を
同じ会社に勤めていても、日頃はみんなそれぞれ忙しく、なかなか話ができないもの。
そこで「社員がお互いに知り合い、親睦を深めよう」とはじめられたのが忘年会、歓送迎会、社員旅行といった社内行事。
若手社員の間では「つまらない」「自分の時間を削られる」と評判が悪く、見え見えの病欠をする人もいるようだが、社内行事は積極的に参加したほうが自分のためである。
欠席者や、いやいや参加する社員には“協調性”の点でマイナス査定をされることもあると心得よう。
社内行事の企画はここに注意!ーー幹事を任されたら①
幹事になって最初の大仕事は企画を立てることだが、「よし、楽しい行事にするぞ!」とはりきり過ぎると、裏目に出ることが多い。
会場、演し物、ビンゴの景品、音楽まで、すべて流行で決めてしまう人が多いが、これでは、若手社員にはウケても、上司たち年配の社員があまり楽しめない行事になってしまう。
社内行事の場合は、若手が喜ぶ内容、年配者が喜ぶ内容をバランスよく配分した企画を立てるべきである。
店を選ぶときの二大タブー ーー幹事を任されたら②
社内行事の会場を選ぶ際、“いい店”にこだわりすぎて、会社から移動に時間がかかる店を選ぶのはいただけない。
ギリギリまで仕事をしなければならない人にとってはいい迷惑で、いくら“いい店”でも、会社から遠い店は、あとで必ず文句が出る。
会場は“会社から近い”ことを最優先して選ぶのが賢明である。
店選びに関しては、食べ物のメニューにも配慮が必要だ。
洋風一辺倒やエスニック系のメニューだと、年配社員はもてあます。
焼きとり、刺身などオーソドックスな酒の肴も出す店を選ぶようにしたい。
会費を集めるときの鉄則 ーー幹事を任されたら③
会費の決め方は、1人当たりの予算に1000円ぐらいプラスした金額にする。
こうした会では、途中でお酒が足りなくなったり、追加注文が出たりするから、勘定が予算内に収まるほうが珍しいからで、会費があまったら2次会に回せばよい。
予算オーバーした分をあとで追加徴収するようでは、幹事失格である。
なお、会費は必ず事前に集めておく。
当日、会場で集めると、釣り銭に手間取ったり、あとで計算が合わなくなったりするもとだ。
2次会の店は目星をつけておく ーー幹事を任されたら④
幹事としては、2次会の心づもりも忘れずにしておきたい。
参加者の数はその場になってみないとわからないが、平日でも大人数が入れる店は、すぐには見つからないものだ。
そのときになってあわてないよう、1次会の場所の近くに、適当な店を何軒かリストアップしておこう。
2次会は「出席しなければマズイ」?
仕事の打ち上げがおおいに盛り上がって、みんなで2次会に流れることになった。
しかし、その晩はのっぴきならない理由があって、本当は早く家に帰りたいとする。
さて、あなたは2次会に出席するか、それとも、ひとりだけ抜けて先に帰るか?
「みんなの手前、出席しないとマズイ」と、無理して出席する人もいそうだが、2次会は無理してまで出席するものではない。
出席したことで、翌日さらに体調を崩し、仕事に遅刻でもしたら、事はあなただけの問題ではすまなくなる。
2次会の出欠は、周囲に迷惑をかけないことを最優先して決めるのが正解である。
スマートに2次会を欠席するコツ
では、2次会を欠席するときは、どうすればスマートか?
引き留められたり、よけいな気を使わせたりしないように帰るいちばんよい方法は、2次会の店に移動する間にさりげなく抜け出すことだ。
移動するときは、信頼できる相手と一緒に歩く。
適当なところで、その人だけに「ちょっと体調が悪い」「終電がなくなる」などと事情を話し、他の人には気づかれないように帰る。
この抜け方なら、あとで誰かが気づいても騒ぎにならない。
カラオケでは場を盛り上げることを第一に
2次会の定番といえばカラオケだが、会社の人と行くカラオケには、次のような暗黙のルールがある。
- 若手社員は、なるべく早めに歌う。とくに誰もが歌いたがらない一番手は、新人が率先して引き受ける
- 目下の者が、目上の者のオハコを歌うのはタブー。くだらないと思っても、同じ部署の先輩、上司の持ち歌ぐらいは覚えておいたほうがよい。
- 目上の人が歌っている間はステージに集中する。
誰かが歌っているときに自分の選曲にばかり熱中したり、トイレに立ったりすれば相手に不愉快な感じを与えるものだが、まして相手が上司となれば、やらないに越したことはない
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