職場でのノーメイクはマナー違反
ビジネスの場ではメイクは控えめが基本だが、控えめというのは何もしなくていいということではない。
メイクには公私のけじめをつけるという目的もある。
スッピンはマナー違反と心得よう。
少なくとも、ファンデーションや口紅くらいはつけるのが、大人の女性としてのマナーである。
こんなメイクはマナー違反
職場でのメイクに厚化粧は厳禁。
濃い口紅やラメ系アイシャドーはご法度だから、薄めの色をチョイスしよう。
目元を強調する囲み目もビジネスにふさわしくない。
ファンデーションも厚塗りにはらないようにする。
眉は整えておくのがマナーだが、細くしすぎたり不自然な形にしたりしないこと。
チークも濃すぎるのはNGだが、顔色が悪く見える場合は、チークで明るさを演出するといい。
髪形もTPOで工夫する
職場でのヘアスタイルにも、ふさわしいものとそうでないものがある。
ロングヘアの毛先をくるくるカールさせて、動くたびに髪の毛が揺れるようなヘアスタイルは女性らしいとはいえるが、職種によっては場違いな印象になることがある。
華やかな巻き髪はプライベートにとっておいたほうが無難。
ショートでも、前髪を目にかかるほど長く残すスタイルは、見た目に暗い印象を与えてしまうので避けたい。
また、いちいち髪をかきあげるしぐさは、周りから見ると鬱陶しい。
おじぎをしたときに顔を髪がバサッとおおわないよう、肩より長い髪はすっきりと1つにまとめ、短い場合にも、耳にかけたりピンで留めたりすると、印象がよくなる。
通勤スタイルも仕事モードで
オフィスは仕事をするところである。
女性がことさらおしゃれを求めるのは、自由のはき違えだ。
制服がある場合でも、好き勝手な格好で出勤したら常識を疑われてしまう。
仮に本人は気にならなくても、会社に入っていく姿を見た人たちは「ああいう格好を許すんだ」という目で見て、会社の評価を落としかねない。
女性は男性より自由度が高いとはいえ、通勤服にはカジュアルすぎる服装や華美すぎるデザインはNGだ。
こんな服装は職場にふさわしくない
最近は、キャミソールやタンクトップなど、肌の露出度の高いファッションが女性に人気だ。
しかし、年配者には下着のように映ることもあり、職場での露出過剰は禁物である。
ノースリーブを着ていけないわけではないが、着用の際には、必ず羽織るものを用意しておこう。
胸元があきすぎなのもNG。
スカート丈があまりに短いものや、スーツでも体のラインがくっきり出てしまうものも、職場にはふさわしくない。
また、ローライズのパンツも、かがんだときにお尻が見えそうになっている人を見かける。
腰まわりが過剰に出ていないか、チェックしよう。
制服はきちんと着こなす
制服が決まっている場合も、油断は禁物。
みんなが同じ制服なので、着こなしがだらしないと、かえって目立ってしまう。
スカートのお尻部分やジャケットの肘部分のテカリ、座りジワにも注意。
こまめにクリーニングに出し、汚れやほころび、ボタンの取れたところがないかもしっかりチェックしたい。
また、制服で意外におろそかになりやすいのが、サイズである。
体形が変わるたびに新しい制服を支給してもらうわけにはいかないので、短期間で体形が変わらないよう管理をしたい。
制服は、いわば会社の顔である。
制服を着たまま外出するときは、とくに言動に注意しよう。
「会社の顔」として歩いているということを忘れずに。
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