【身だしなみマナー】正しいスーツの着こなし方

上着の正しい扱い方

上着を着用するときは、ボタンを1つかけるのが基本である。

ただし、座るときには、ボタンをかけたままだと背広の襟が横に広がって見栄えがよくないので、ボタンをはずす。

面倒でも、座るときはボタンをはずし、立つときはかけるようにするとよい。

相手と話している最中に、逆に、相手が汗をかいていたら「どうぞ、上着をお脱ぎにらなってください」と声をかける気づかいを。

 

夏でも用意しておきたい上着とネクタイ

クールビズが定着してきたとはいえ、ビジネスマンが取引先や目上の人と会う場合は、夏でも上着を着用すること人が多い。

もちろん自分の会社の中では上着を脱いでいてもかまわないが、お客さまを立つ迎えるときや他社を訪問するときは、上着を着用するのが一般的だ。

何があるかわからないので、外出が多い人は、会社に上着とネクタイを用意しておこう

 

ポケットに物を入れすぎない

試着したときはすっきり見えたのに、いざ通勤時に着てみたらパッとしないーー。

原因はおそらく、ポケットに物を入れすぎているから。

ズボンの脇ポケットには財布、お尻にハンカチとティッシュペーパー、上着の内ポケットには名刺入れと定期券と携帯電話、さらに人によってはタバコとライターといった具合に、どうしてもポケットに物を入れてしまいがちである。

これでは、すっきり見えるはずがない。

これらの小物はなるべく、カバンに整理して収める工夫をしたい。

また、胸ポケットにボールペンを差している人がいるが、ペンを差すなら内ポケットに。

胸ポケットは本来、飾りチーフ専用である。

 

ネクタイ選びのポイント

スーツスタイルの大きなポイントとなるのは、なんといってもVゾーン。

ネクタイが派手になりすぎないように気をつけよう。

ネクタイの基本は、スーツの色に合わせた無地かストライプ、小紋、水玉。

アニマル柄やキャラクター柄は、不真面目だと不興を買うことがあるので、不特定多数の人に会う職種では避けたほうがいいだろう。

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ネクタイの素材はここに気をつける

ネクタイは結び目が緩んでいたりすると、だらしなく見える。

結び目が襟につくようにきちんと締めること。

そのためにも、張りのある素材のものを選び、やわらかい素材やクタッとしている素材は避けたほうが無難だ。

ネクタイは正しい結び、キリッとしたスーツスタイルを心がけたい。

 

スーツにリュックサックはそぐわない

リュックサックやショルダーバッグは両手が空いて便利だが、スーツにシワができるし、何よりもビジネスシーンにはふさわしくない。

また、クリアケースをカバン代わりに使うのもみっともない。

やはりビジネスには、A4サイズの書類がおさま、スーツに負担をかけない手提げカバンがベスト。

革製や丈夫なナイロン地のものをチョイスしよう。

イスに座るときも考えて、床に置いても倒れないタイプがオススメだ。

いくら便利でも、スーツにリュックサックは控えるのがマナーである。

 

クールビズで失敗しない方法

夏のオフィスでは、ノージャケット・ノーネクタイのクールビズが普及してきた。

金曜日は、ネクタイを外して出勤するカジュアルフライデーがある職場もある。

しかし、どこまでOKなのか、会社によってもさまざまで、悩んでしまう人もいるだろう。

そのような場合は、ネクタイなしでも、襟の高い2つボタンのシャツやポケットチーフを上着の胸ポケットに入れるなど、ちょっと工夫した装いをすると、相手に失礼にあたらない。

もちろん、ジャージやデニムといったカジュアルすぎるものはNGだ。

 

ビジネス着を脱いだら、このひと手間を

一日中着たジャケットやパンツには、思いのほか汗やホコリがついている。

その日のうちに手入れをするのが、大人の知恵というものだ。

服を脱いだら、ハンガーにかけて風を通し、上から下へ軽くブラッシングする習慣を。

シワやニオイが気になるときは、消臭スプレーをかけて風通しのよいところへかけておくとよい。

このほんのひと手間で洋服が長持ちすることにもなる。

靴と同様に、毎日同じ洋服を着るのはNG。

一日着たら翌日は休ませること。

男性は3着ぐらいを交替で、女性ならジャケット+スカート+パンツのセットが便利だ。

季節の変わり目には、必ずクリーニングに出すのも忘れずに。

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