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始業時刻は「出社時刻」ではない!
仕事では、時間厳守が鉄則。
出社も、始業時刻ぎりぎりに駆け込むようでは、仕事に対する姿勢を疑われる。
そもそも、始業時刻とは“仕事をはじめる時刻”であって“会社に出社する時刻”ではない。
出社してひと息ついているうちに、10分ぐらいすぐに経つ。
ギリギリの時刻に会社に駆け込んでいては、仕事をはじめるのが始業時刻よりも遅くなるのは当然だ。
少なくとも時刻の10分前に出社し、仕事にとりかかる準備をしておきたい。
上司が先に帰るときの挨拶は
上司や先輩が先に帰るとき、あなたは「ご苦労さまでした」といっていないだろうか?
「ご苦労さま」は、目上の者が下の者に対して労をねぎらう意味で使う言葉で、目下の者から「課長、ご苦労さまでした」などといわれれば、温厚な課長も内心ムッとするだろう。
「さようなら」というのも、職場で使う言葉としてはふさわしくない。
目上に対する退社時の挨拶は、「お疲れさまでした」である。
これは退社時に限らず、上司が出張や外出先から戻ってきたときなども同様だ。
上司より先に帰るときの挨拶言葉
上司や先輩より先に帰るときは、より心遣いが必要だろう。
もちろん退社時間を過ぎて、自分のやるべき仕事がないのなら、帰るのになんらやましさを感じることはない。
しかし、上司や先輩は好きで残業しているわけではないのだから、そこは相手を慮った挨拶が必要になる。
ここでは「お先に失礼します」でもいいが、もっと丁寧に「申し訳ありませんが、お先に失礼させていただきます」といったほうが、自分の心来るしさが相手によく伝わる。
気持ちよく帰らせてもらえるひと言
上司より先に帰るとき、さらに気を利かせるなら、「お先に失礼させていただいてよろしいでしょうか」「何かお手伝いすることはありませんか」とひと言尋ねる。
そこで、「ああ、帰っていいよ」といわれて、はじめて「では失礼させていただきます」と断って帰る。
こうしたひと言で、あなたの評価が上がるのはもちろん、職場での、人間関係はずっとスムーズになる。
仕事先から直接自宅へ帰るときは
“直帰”、つまり仕事先から会社に戻らず、そのまま帰宅することがある。
その場合は、たとえ予定の行動でも、必ず上司の確認をとるのがルール。
出かけに上司から直接帰っていいといわれたとしても、急なトラブルが起こって会社に戻らなければならない場合もあるからだ。
仕事が終わったのが残業時間のあとで、社内に誰も残っていない可能性があっても、念のため電話を1本入れておく。
もちろんいずれの場合も、上司や電話を取り次いでくれた人に対して「お先に失礼します」のひと言を忘れないように。
自宅から直接仕事先へ行くときは
“直帰”の反対、つまり自宅から直接仕事先へ行くこともある。
その場合には、必ず前日にその旨を上司に伝え、許可を得ておくのが常識。
当日の朝に、いきなり「今日は自宅から直接、取引先へ行きます」と報告したのでは、非常識なヤツと思われて当然である。
退社するときは机の上を片づける
まだ仕事の途中かと勘違いされるほど散らかったまま退社するのは、みっともない。
退社するときは、きちんと机の上を片づけてから帰ること。
そうすれば、翌日も気持ちよく仕事をはじめることができる。
遅刻の連絡は早めに
遅刻しそうなときは、遅れることがわかった時点で早めに上司と連絡をとるべきである。
電車が止まるなど交通事情で遅れそうなときは、現在の状況を説明し、出社できる時間のめどが立つようなら予定も報告しておく。
そして出社したら、まず上司に「申し訳ありませんでした」と詫びるのがマナーだ。
欠勤するときのマナー
遅刻と同じく、欠勤の連絡も早めにするのが常識だ。
また、体調不良などで突然仕事を休むときは、始業前に上司に連絡して、事情を説明する。
その際には仕事に支障をきたさないよう、その日の段取りについても相談することを忘れずに。
自分の都合だけで休暇をとらない
有給休暇をとるのは労働者の権利だ。
しかし、だからといって、あくまで自分のスケジュールを優先させて休暇をとるのは問題あり。
繁忙期や決算期などに休暇をとれば、周囲の人に迷惑をかけてしまう。
長期休暇をとる際は、周りの人や仕事の多忙度を考慮するのが社会人としての常識である。
いずれにせよ、長期休暇をとるときは、早めに上司に相談するのがルール。
休暇中の仕事について打ち合わせをし、周囲の人に依頼するようなことがあったらお願いしておくようにする。
取引先にも休暇をとることを連絡して、復帰この日も知らせておくことだ。
「自分の心来るしさ」ってなんですか?