【不幸のマナー】祝儀・不祝儀、ソコが聞けない!

遠方から招待されて、交通費がかさむときのお祝い金は?

遠方での結婚式に招待された場合、往復の交通費だけでもかなりの出費になることがある。

飛行機や新幹線などの場合、往復の料金だと、お祝い金よりオーバーすることも……。

場合によっては、日帰りは不可能で、ホテルに宿泊しなければならないこともあるだろう。

招待側が、交通費や宿泊費をもつかどうかは、それぞれの家によって、考え方が分かれるところである。

招待側が、交通費や宿泊費を負担せず、出席者本人がもつというケースでは、お祝い金を通常より少し少なめに包むことになってもやむをえないだろう。

事前に、招待側から何もいわれなかった場合は、こちらが負担するとかんて、お祝いの額を考えたい。

ただ、お祝いの金額を少なめにしたのに、帰りに「お車代」として交通費を渡されることもある。

こんなときは、ちょっとバツが悪いが、後日、気持ち程度でかまわないので、礼状とともにお祝いの品を贈るのが心配りというものである。

 

再婚の友人のご祝儀は1回目より少なくていい?

結婚式は、初婚の人ばかりがするとは限らない。

離婚するカップルが増えている近年では、同じ人の結婚式に、2度招待されることもあるはず。

こうしたケースでは「2度もご祝儀を渡すなんて……」などと思いがちだが、出席する以上、お祝いを渡すのは当然のこと。

それも、前回の結婚式と金額の差が出ないようにすることだ。

たとえ何度目の結婚式であっても、おめでたいことに変わりはない。

「前も包んだし、再婚だから」と額を変えるのは論外である。

また、スピーチを頼まれたときも、前回の結婚のことに言及するのは絶対にタブー。

場をなごませようとして「2度も幸せが来て、よかったですね」などと口をすべらせては、会場が騒然となることも。

披露宴に出席している親族や友人の中には、再婚であることを知らない人がいるかもしれないし、知ってはいても、そういうスピーチを冗談とは受け止めずに腹を立てる人もいるだろう。

スピーチは、無難にまとめたほうが賢明である。

Sponsored Link




香典袋に現金を入れ忘れたときどう対処すればいい?

香典袋に名前を書き、ぬかりなく準備をしたはずなのに、うっかり肝心の現金を入れ忘れてしまう人がいる。

もし、あなたが通夜のあとで入れ忘れに気がついた場合は、どう対処すればいいだろうか?

いちばんよいのは、まず遺族に謝罪し、翌日の告別式に香典をあらためて持参すること。

ポイントは、できるだけ早く、忘れた旨を申し出ることだ。

恥ずかしいからとそのままにしておくと、喪家側が香典の合計金額を計算するときに、袋に明記された額と合わずに困ることになってしまう。

告別式もすみ、しばらく時間がたってからきづいた場合は、文面で謝罪し、あらためて不祝儀袋に入れ、挨拶にうかがうこと。

先方の都合がつかなかったり、遠方でむずかしかったりするなら、現金書留で郵送してもよいだろう。

 

故人との対面を求められたら断ってはいけない?

通夜の席で、遺族から故人の顔を見てやってほしいと対面を求められることがあるが、気がすすまないときは断ってもいいのだろうか?

とくに親交のあった場合は、最後にお別れをするのが礼儀だが、それほど親しくなかった場合はお断りしてもかまわない。

その際は「こちらでお別れさせていただきます」と伝えれば問題ないだろう。

反対に、ひじょうに親しい関係にあったため、悲しくて対面する気になれない場合もある。

その際は「お目にかかるのがつらいので」といってお断りしよう。

それでも対面を断れなかった場合は、まず遺族に一礼をしたあと、お顔を横から拝見する。

このとき、故人を頭の真上からのぞきこんだりしないように注意すること。

そして故人に手を合わせたあと、再び遺族に一礼を。

臨終の様子や死因などを尋ねることは、タブー。

対面させていただいたら、言葉少なにその場をあとにしよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください