目次
待たされているときにすべきでないこと
受付を通ったあと、目的のフロアまで案内してくれるか、あるいは先方がくるまで応接室などで待たされるかは、会社によって異なる。
「こちらへどうぞ」、あるいは「2階へどうぞ」といわれたら、その指示に従えばいい。
「すぐに参りますので、ここでお待ちください」といわれた場合、あまりウロウロ、キョロキョロするのは、落ち着きがなく見苦しいもの。
このあたりも受付の人間にチェックされていると思っていい。
応接室ではどこに座るべきか
応接室に通され、案内の人に「どうぞおかけください」と席をすすめられたら、その席に座るようにする。
座る席を指示されなかった場合、「こちらが客なのだから、当然、上座でしょ」とばかりに、勝手に上座に座らないこと。
とりあえずは、出入り口にもっとも近い下座の席に座ることだ。
相手に上座をすすめられたら
あなたが下座に座っているのに気づいた相手から、上座をすすめられたら遠慮せずに移動する。
仮に訪問先の相手よりも自分の立場が下であっても、遠慮は不要。
ここで固辞したら、かえって相手に気をつかわせてしまう。
最初から上座の席を指定されたら、素直にそちらに座ればよい。
バッグをテーブルの上に置かない
癖なのか、訪問先でバッグをテーブルの上に置いている人を見かけるが、これは無神経な行為である。
飲み物や食べ物が出されるテーブルの上に、トイレなどにも持ち込んだようなバッグを置くのはマナー違反。
同様に、手土産もテーブルに置くのはNGである。
バッグを膝の上にのせて中のものを取り出したら、相手に断って隣のイスの上に置くか、自分が座っているイスの足元に置くこと。
そもそも、バッグの底に金具がついているのは、床置くことを想定しているため。
空いたイスがないなら床に置こう。
灰皿があってもタバコは吸わない
応接室に通されて担当者が来るのを待つ間、部屋の中をうろうろ歩き回るのはみっともない。
資料などをチェックして、イスに浅く腰掛けて静かに待つようにする。
たとえ灰皿が置いてあっても、タバコは吸わないこと。
灰皿がない場合は「喫煙は遠慮して」ということだから、灰皿を請求するのは遠慮すべきだ。
すすめられても喫煙すべきではない
担当者が応接室にきて商談がはじまった。
このときも、原則的にはタバコを吸わないのが礼儀。
喫煙をすすめられても、相手が吸わなければ控えたほうがよい。
さらに、相手が吸っても、同行の上司が吸わないのなら、我慢すべき。
訪問先ではタバコを吸わないのが基本マナーだと心得よう。
帰るときは起立してお礼をいう
訪問先を退出するときには、相手が時間を割いてくれたことに対して「本日はお忙しいところ、ありがとうございました」「今後ともよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べるのが礼儀である。
もちろん、このときに、起立しておじぎをすることも忘れないように。
応接室を出たところで面会者が見送ってくれそうなときは、エレベーターのあたりで「こちらで失礼いたします」といって、見送りを辞退するのがスマートだ。
到着時と同様に、建物の玄関を出るまでは、コートやマフラーの着用は控えるのが礼にかなっている。
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